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病理医とAIの未来図
<作者コメント>
北大医学部4年 佐々木美羽 (ささきみう)
今回私がステートメントを読んでひらめいたイメージを、このイラストにしてみました。 まず思い浮かんだのは、病理医がAIを従え仕事するという主従関係です。AI単独では診断を下すことはできません。 病理医が仕事の一部でAIを使うことで、より効率よく、精度の高い仕事ができる。この関係は、人と警察犬や救助犬などの関係にとても似ていると考えましました。そこで、AIを犬(ロボット犬)に見立てて、病理医が組織の中を歩きながら診断していくというイメージにしようと決めました。
世界観としては、これは普段から思っていることなのですが、検体を見る作業は組織のなかをくまなく探検して病変を探していくという作業なのだなと思っています。ですから、イラストでも顕微鏡の中の世界で組織の上を歩き回り冒険し、ロボット犬すなわちAIとともに病変部を探していくような世界を表してみました。AIを用いた病理診断は現在起用段階で、これから実践的に導入されて当たり前のものになっていくだろうと言われていますよね。ですから、全体的に未来の世界をイメージするように、ロボット犬や空間に浮かぶモニター、パネルなどを使ってみたり、最近増えている女性の病理医がスタイリッシュに仕事をこなしていたり、そんな要素を詰め込んでみました。
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