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第8回(2026年度)ハンガリー病理解剖トレーニングコース 参加者募集

2025年12月24日
日本病理学会海外研修委員会 委員長
黒瀬 顕

 近年、日本を含む世界各国で病理解剖数が減少傾向にあり、特に若手病理医が国内で十分な解剖経験を積むことが困難な状況にあります。一方、ハンガリーでは現在も多数の病理解剖が行われています。そこで日本病理学会では、ハンガリー最大の医科大学であるSemmelweis大学と提携し、日本の病理医がハンガリーで短期集中的に病理解剖の経験を積むことができるトレーニングコースを提供しています。
 このコースでは、指導教官の下、参加者自らが病理解剖を行い、臓器観察後臨床病理相関をつけ、報告書にまとめるまでの作業を行います。短期間にこれら業務を繰り返すことによって、所見の取り方、病態の理解、報告書作成能力の修得、向上が期待されます。また国際交流としても貴重な経験を得ることができます。
 本コースは2014年に試行されたのち、2015年から2019年まで毎年夏に1回、計5回実施され、のべ22名が参加し充実した成果をあげることができました。2020年以降はコロナ禍のため中止しておりましたが、2024年度に再開され、第6回と第7回で計8名が参加しました。第8回となる2026年度は以下の要領でコース参加者を募集します。奮ってご応募ください。

募集要項

1)実施期間
① 事前自習コース: ~2026年6月26日(金)
② 実地実習コース: 2026年8月9日(日)午後6時~8月15日(土)正午
(①と②の両方を受講いただきます)
初日夕刻は懇親のための夕食会を開催します。

2)場所
Semmelweis大学Department of Pathology, Forensic and Insurance Medicine (ハンガリー ブダペスト)

3)コース責任者
Kiss András
(Department of Pathology, Forensic and Insurance Medicine教授)

4)コース内容
① 事前自習コース: 配布資料を熟読し、病理解剖に必要な英語用語、英文解剖報告書作成要領を習得する。自験例1例を作成要領に沿って作成し、6月26日までに日本病理学会事務局へ提出する。
注) コース初日から病理解剖が行われるため英文での病理解剖レポート作成を事前学習しておく必要があります。配付資料(用語集、過去の校閲済み英文報告書例が含まれます)を参考に各自が過去に執刀した任意の病理解剖一症例につき、作成要領に沿って英文での病理解剖レポートを作成し提出して下さい。レポート提出以外の事前学習は各自に委ねます。
② 実地実習コース: Semmelweis大学主催教室の卓越した病理医および技官の指導の下で実際に病理解剖を行い、解剖報告書(英語)を作成する。月曜から金曜にかけて9体の病理解剖を参加者自ら実施する。土曜日に修了証書が授与される。期間中に病理解剖に関する講義、解剖症例のディスカッション顕微鏡での組織観察があります。また文化交流(コンサートや文化施設見学など)が持たれることがあります。

5)応募資格
日本病理学会会員で、病理解剖を集中して学びたい医師及び歯科医師。
病理専門医あるいは死体解剖資格の有無は問わないが、日本での病理解剖の経験が 10~15体程度あることが望ましい。

6)費用
選考の結果参加が確定した者は、コース受講費用として一人60万円を2026年5月18日までに日本病理学会へ支払うこと。費用には研修に必要な資料等も含まれています。
注1)なおこの金額には、現地への渡航費及び滞在費(30万円程度の見込み)は含まれていないことにご注意ください。コース受講費用、渡航費、滞在費は自己負担(可能であれば所属機関の負担)となります。
注2)キャンセルする場合はコース開始日から起算し10週間前(2026年5月31日)までに病理学会事務局へ連絡すること。
注3)2026年7月26日を過ぎてコースへの参加をキャンセルする場合は、理由の如何によらず、コース受講費用の全額を払う必要がある。

7)募集人数
4〜5名程度(最小催行人数4名)。
応募が4名に満たない場合、本年度の開催は中止となる。

8)応募期限
2026年1月30日(金) 必着(4名に満たない場合は延長します)

9)応募方法
申込用紙(別紙)を病理学会ホームページよりダウンロードし、必要事項を記入の上、日本病理学会事務局(jsp.office@pathology.or.jp)までメールすること。

10)選考
日本病理学会海外研修委員会で選考する。なお、応募者多数の場合は、病理専門医試験受験間近の方を優先することがある。
選考結果は2026年3月末までに申込者本人へ通知する。

11)申込後のキャンセルについて
申込後、コースへの参加が困難になった場合は日本病理学会事務局へ速やかに連絡すること。但し選考を経て受講が正式に決定した後に参加を辞退する場合、他の参加予定者にも影響が出る場合があるので、選考終了後の参加辞退はできる限り避けること。2026年7月26日を過ぎてコースへの参加をキャンセルする場合は、理由の如何によらず、コース受講費用の全額を払う必要がある。

12)宿泊
宿泊は研修施設までの至近距離のホテルを斡旋します。建物は新しく快適で、地下鉄駅の正面に位置します。

13)その他
コース修了者にはSemmelweis大学より受講証が交付される。受講証の写しを病理専門医試験受験申請時に提出することで、病理専門医試験受験に必要な病理解剖経験数のうち4体に充てることができる。但し、死体解剖資格申請に必要な病理解剖経験数に含めることはできない。
なお過去のハンガリー病理解剖トレーニングコース体験記は、病理学会ホームページに掲載されてますので是非ご覧下さい。

疑問や質問はご遠慮なく以下にお問い合わせ下さい。出来るだけ迅速に回答致します。

問い合わせ先:
日本病理学会事務局
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町2-17 神田INビル6階
TEL 03-6206-9070
FAX 03-6206-9077
E-mail: jsp.office@pathology.or.jp