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乳癌患者におけるHER2超低発現の保険収載に関しての運用とお願い |
令和7年9月12日
日本病理学会 理事長 小田義直
同 医療業務委員長 佐々木毅
HER2免疫組織標本作製に関して、2025年9月1日にコンパニオン診断薬(ベンタナultraViewパスウェーHER2(4B5))による「トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え)」 [以下エンハーツ] の「超低発現」に関しての保険収載がなされました。
20250825HER2超低発現:エンハーツ点滴静注用100mg保険収載保険収載
20250901HER2超低発現保険収載(抜粋)
患者に適切な治療が適切なタイミングで施されるために、各医療機関の病理診断医および乳癌診療を行う臨床医に、日本病理学会として以下をお願いいたします。
当面は、検査の遅延、病理医の負担等を考慮し、可能な限り「エンハーツの使用」を考慮する場合に限定して、HER2超低発現の病理診断をご依頼ください。
なお、「第13部 病理診断 N002 免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製 3 HER2タンパク」に関しては、HER2低発現も含む告示が改定になっておりますため、この度保険収載されましたHER2超低発現のみならず、HER2低発現に関しても言及いたしました。詳細は以下をご参照ください。
【病理学会ステートメント】乳癌患者におけるHER2超低発現の保険収載に関して