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2021年 ヨーロッパ病理学会(ESP)参加報告

横浜市立大学 奥寺康司
慶應義塾大学 大喜多肇

私達は、2021年8月28日-9月1日にオンラインにて開催された第33回ヨーロッパ病理学会学術集会に派遣していただきました。当初は、同日程にてスウェーデンのイエテボリで開催予定でしたが、新型コロナウイルスの流行がおさまらず、残念ながら、昨年度に引き続きオンラインでの開催となりました。
私達が参加させていただいたセッションは、両学会の中堅研究者2名ずつによる合同セッション(Joint ESP-JSP session at Gothenburg 2021, Recent advances in molecular tumour profiling)です。まず、私達2名が発表したのち、ヨーロッパ病理学会の2名が発表しました。各人15分の発表後、最後に30分程度の質疑応答を行いました。各自の発表は7月に事前にオンラインで録画し、当日は座長が演者を紹介した後に録画した動画を流しました。セッションはライブ配信されましたが、その後、オンデマンド配信されています。
本学術集会では、3日間で96のライブセッションが行われ、94カ国から2718人が参加しました。現地で直接、海外の研究者とディスカッションができなかったことは残念ではありましたが、オンラインでも海外の研究者の発表に触れて大いに刺激を受けることができました。さらに、学会期間終了後も、興味のあるセッションは、オンデマンドで視聴できたこともとても有意義と感じました。
最後に貴重な機会を与えていただきました日本病理学会およびヨーロッパ病理学会の関係の先生方に、深く感謝申し上げます。