2009年12月アーカイブ

2009年12月25日

日本病理学会100周年記念誌記事の募集について

日本病理学会100周年記念誌刊行委員会委員長  森 茂郎


 かねてから計画しておりました日本病理学会100周年記念誌の発行計画を確定いたしました。本誌の趣旨、発行形態、掲載記事項目などにつきましては、近々学会ホームページに掲載しますので、ご参照下さい。
 つきましては、会員の皆様からの投稿を募集いたします。記事はタイトルをつけ、本文1200字以内でお願いいたします。御記事の主題は広く、「日本病理学会およびひろく病理学にかかわりがあり、日本病理学会会員である執筆者が記念誌に掲載を希望する事項」という括りでお願いいたします。タイトル・内容がもっとも深く関連した項目(HP参照)ごとにまとめてコラム記事として掲載いたします。
 投稿要領を下記に告知いたします。多くの会員からの投稿をお待ちしています。


<日本病理学会100周年記念誌記事(コラム記事)投稿要領>


1.原稿提出方法
打ち出し原稿とデータをテキスト形式で収めたFD、CDを宅配便・郵送等で下記提出先に送付してください。
原稿には必ず著者の氏名・所属・連絡先をご記入ください。


2.原稿締め切り
平成22年4月30日


3.原稿提出先(問い合わせも下記担当にお願いします)
笹氣出版印刷株式会社
日本病理学会100周年記念誌担当編集 横山誠一
  〒108-0023 港区芝浦2-14-13 MCKビル2F
  TEL 03-3455-4415 FAX 03-3798-1372
  seiichi@sasappa.co.jp


4.その他
 基本的に投稿された記事をすべて掲載する予定ですが、本誌の趣旨に合致しない、と刊行委員会が判断した原稿については、掲載しない場合があります。
 同じく、刊行委員会の判断で文章の修正をお願いすることがあります。

2009年12月14日

2010年 細胞診講習会のお知らせ

2010年の細胞診講習会(社団法人病理学会、担当:病理専門医制度運営委員会)のお知らせをいたします。病理専門医受験資格の要件のひとつとして細胞診 に関する講習会を受講していることがあげられております。2010年以降受験予定の方で、未だ細胞診講習会を受講されていない方は、この講習会を受講して 下さい(支部主催の講習会は、受験資格に認められておりません)。受講希望者は、下記申込み用紙にて学会事務局宛お申し込み下さい。なお、定員は原則とし て70名ですが、70名を越える場合は下記6に示す基準に従って選定させていただきます。
 なお、2010年の病理学会主催の細胞診講習会は今回1回のみです。

1.日時
2010年3月13日(土)9:00~18:25(第1日:受付、講義、検鏡)
2010年3月14日(日)8:45~14:30(第2日:講義、検鏡)

2.講師
伊藤智雄 (神戸大学医学部附属病院 病理診断科)
南口早智子(京都医療センター 病理診断科)
廣川満良 (隈病院 病理細胞診断部)
大林千穂 (兵庫県立がんセンター 病理診断科)
河原邦光 (大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床検査科)
星田義彦 (住友病院 病理部)
田代 敬 (兵庫県立加古川病院 病理科)
小林省二 (姫路中央病院 病理診断科)

3.会場
兵庫県神戸市中央区楠町7-5-1 神戸大学医学部第二実習室
 世話人【神戸大学医学部附属病院病理診断科・伊藤智雄】

4.受講料
33,000円 ( ハンドアウト・CD-ROM・昼食代込み )
採用通知とともに振替用紙をお送りします(2月中旬)。

5.申込締切
2010年1月29日(金)

6.受講者の選定基準
1. 2010年病理専門医試験を受験する方
2. 2011年以降に病理専門医試験を受験する方
* 1、2を優先(未受講者)としますが、それ以外の方の受講も配慮します。

7.申し込み・問い合わせ先
社団法人日本病理学会事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷2-40-9 ニュー赤門ビル4F
TEL:03-5684-6886FAX:03-5684-6936

応募用紙(PDF版MsWord版)はこちら。郵送またはFAXでお送り下さい。

2009年12月 4日

ホルマリン対策進行状況調査結果報告

平成21年度医療業務委員会 剖検・病理技術委員会


【はじめに】

平成20年3月に特定化学物質障害予防規則が改正されました。平成21年3月には猶予期間も過ぎ、包括的な規制が行われています。法改正後半年が過ぎたこ ともあり、病理学会員のホルムアルデヒドの対策状況を把握するためアンケートによるホルマリン対策進行状況調査を行いました。アンケートは日本病理学会認 定施設の先生方にご協力をしていただき、486施設中301施設(回収率62%)の先生方から回答が得られました。





【結果と考察】
  1. 集計では病理部門でホルマリン対策を行っている施設は96%で非常に高い数字が得られました。
  2. 特定化学物質作業主任者の選任を行っている施設は58%、技能講習を修了したが選任は行っていない施設は17%でした。
  3. 発散抑制措置として、局所排気装置またはプッシュ・プル型換気装置を設置した施設は74%、設置予定は13%で、設置場所は「切り出し」が最も多い回答でした。
  4. 作業環境測定では測定済み81%、計画があると回答された施設は12%でした。
  5. 作業環境測定の場所と測定結果の関係では、切り出し作業で測定を行っている施設は71%であったが、第1管理区分が41%と少ないという結果でし た。切り出し作業では局所排気装置等の設置が多かったにもかかわらず この結果でした。考えられる要因は、必要十分な発散抑制装置であるか?または発散抑制装置の正しい使用をしているか等が考えられます。
  6. 特定業務従事者健康診断を行っている施設は64%でした。医療機関では深夜業に従事する看護師が特定業務従事者健康診断を行っているので、未実施の施設は、施設健康診断担当部署と連携をとることが望まれます。


【結語】

 病理学会認定施設におけるホルムアルデヒド対策は、順調に進んでいると考えられました。





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